Dgt Magazine
2018年8月13日
- Dgt Magazine
- Dgt Magazine
- 職種
- DGT People
- デザイン部
原作とプレイヤーのイメージを壊さない。プレイヤーが満足するポージングを追求する3Dデザイナー/Dgt Life 01
こんにちは。広報の上原です。
DeNA Games Tokyo(以下DGT)のメンバーがどのような働き方をしているのか、ある1日のスケジュールをご紹介します。今回は3Dデザイナーの宮成一也です。
DGTの3Dデザイナー・1日のスケジュール(例)
9時40分 出社
ブラックコーヒーを飲みながらレーズンを片手に、ネットサーフィンをして3D関連の情報やゲームの情報を幅広く取り入れています。情報のインプットがひと段落すると、スイッチを切り替え本日の業務を確認します。
10時 3Dモデルのポージングを考える
最初は、ゲームキャラクターの3Dモデルにとらせるポージングをイメージします。ここのイメージが足りないと最高のものを作ることができなくなるので、最大限の力と細心の注意を図って作業を行っています。IP(他社の作品やキャラクター)を使ったゲームを担当しているので、私よりもプレイヤーの方がキャラクターのことを知っていると思っています。そのため、どうしたらプレイヤーに満足してもらえるのかを考えます。キャラクターが一番かっこよく見えるポーズを、ネットで検索したり、DVDを見たり、チームメンバーと相談したりして考えます。
10時30分 3Dモデルのセットアップをする
3Dモデルのセットアップをするため、パーツを読み込んだり、大きさを調節したりします。キャラクターのどの場所が動くのかを慎重に確認しながら、稼動域を探りセットアップをしていきます。
11時 3Dモデルのポージングつける
3Dモデルのセットアップが終わったら、朝考えたポージングをとっていきます。デザイナーにとってのかっこいいポーズと、デザイナーじゃない人にとってのかっこいいポーズは違うと思っています。なので、斬新にしすぎないように、定番のポーズに少し個性を入れるようにしています。
また、IPを使ったゲームということもあり、プレイヤーのキャラクターに対するイメージのもあります。そこを壊さないようにという点も気をつけています。
いま僕が担当しているのは、光の当たることの少ないキャラクターの、かっこよさが出せるような3Dモデルを作ることです。活躍の少ないキャラクターの「きっとこういう活躍をするんだろうな」という部分を補完して、作っていくようにしています。そこが他の人がやっていないことで、難しいところでもあり、面白いところでもあります。
13時 昼休み
1時間ほど休憩をとって、昼食を食べます。外に食べにいくことはほとんどなく、妻の作ってくれた弁当を自席で食べます。隣の人と話しながら食べることもありますが、基本的には1人でリラックスして食べるのが好きです。
14時 3Dモデルの修正
午前中に作った3Dモデルをチームのメンバーに共有し、キャラクターらしさがちゃんとでているかを相談します。必要に応じて修正し、3Dモデルのポージングを確定していきます。
14時30分 エフェクトと背景付け
作った3Dモデルにエフェクトをかけたり、背景をつけたりして、完成させます。場面描写はポージングの時にあらかた決め終わっているので、エフェクトや背景をキャラクターに一番合った状態でアウトプットしていきます。
18時30分 退社
難しい依頼がきたときやチームのメンバーが入れ替わったときは忙しくなるので、帰宅が遅くなることもありますが、ほとんどの日は定時で帰ることができます。月の残業時間は合計で10時間くらいです。
20時 帰宅
帰る時間が遅くなることが少ないので、帰宅した後は家族との時間を過ごします。2018年7月からフレックス制が導入されたので、帰れる日は早く帰って娘と遊ぶこともあります。
経歴や業務の取り組み方
・DGTの3Dデザイナーについて
DGTで働いている3Dデザイナーは、30代前半くらいの人が多いです。
担当しているのがIPを使っていて、長期運営しているゲームであるため仕様がほとんど決まっています。そのため参加するミーティングなどはほとんどないので、他の業務に時間が取られにくく、作業に没頭できるいい環境だと思います。
・DGTに入社前の経歴
「これからは3Dがゲームの主体となる」と思ったので、新卒のときから5年間、3Dデザイナーをしていました。そこでは、キャラクターモデルを作ったりキャラクターのモーション担当でした。その後、シミュレーション系ゲームのアートディレクターになり、モデリングとモーションを担当していました。そして、ブラウザゲームが主流になって来たとき、3Dより2Dの方が需要があると思い、7年間、2Dディレクターをやっていました。
DGTに入社する際、3Dに戻ろうと思いました。きっかけは、アプリゲームが増えてきて、これから3Dが全盛期を迎えると思ったからです。今はもう、普通の3Dでは誰も見向きをしなくなってきました。スマホでもハイクオリティのものが出せるようになったので、クオリティの高い3Dグラフィックをプレイヤーに提供できればと思っています。
・新たな3D技術を学ぶためにしていること
現在私が担当しているゲームでは、最新技術を使う場面は多くはありませんファ、どんどん新しい技術が出てきています。なので、調べて最新技術を知り、「こういうことができる」という風に把握はしています。また、「どのような時に使えるかな?」と考えて自分の中にストックをしています。
・仕事をする上で課題と感じていること
3Dの技術について、デザインを勉強していない人にどうやって言語で伝えられるかということに課題を感じています。DGTは違う職種の人と話すことが多いので、自分の業務について言葉で伝えるということは大事かなと思います。
ーー
原作があるがゆえの難しさがあるからこそ、プレイヤーに伝えたい想いも大きくなるのだなと感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
DeNA Games Tokyoの最新情報はこちら
https://www.facebook.com/denagamestokyo/