エンジニアからプロデューサーへ。
常に挑み続ける姿勢が「農園ホッコリーナ」の進化を支える
Webサイト制作会社でマークアップエンジニアとしてキャリアを積み、2018年DeNA Games Tokyo(以下、DGT)に入社。以降、一貫して『農園ホッコリーナ(以下、農園)』に従事。入社後にエンジニアからクリエイティブ職へとカテゴリーを変え、2021年プロデューサーに就任。新しい取り組みを積極的に行ったことでユーザー満足度の向上と収益増加につながり、2023年度の社内表彰では個人賞とチーム賞でW受賞を達成。
奥村 花香
企画部・プロデューサー
2018年中途入社
Q1. 『農園』のプロデューサーは、どのような役割を担っているのでしょうか。
ゲームプロデューサーが通常行なう予算やスケジュールの管理、チームのマネジメントはもちろんですが、加えて年度ごとの事業方針の策定や合意形成、それに基づく事業計画と目標値の設定、あとは社内外との窓口が主要な業務です。
『農園』は高頻度でコラボイベントを行なっているので、コラボ先の選定や交渉、契約周りの業務は多いですね。基本的に、タイトル内で何かを判断しなければならない場合の意思決定の代表者、という認識でいます。
『農園』は高頻度でコラボイベントを行なっているので、コラボ先の選定や交渉、契約周りの業務は多いですね。基本的に、タイトル内で何かを判断しなければならない場合の意思決定の代表者、という認識でいます。
Q2. マークアップエンジニアからクリエイティブ職にジョブチェンジした経緯を教えてください。
エンジニア業務は好きでしたが、さらに上流工程からゲームに携わる仕事をしたいという想いを持っていました。ですので、入社前の面談時からディレクションに興味がある旨は伝えていましたし、入社後も周囲に話をしていました。DGTにおけるマークアップエンジニアはデザイン部の所属で、クリエイティブチームの一員ではあったんです。エンジニアとして従事する中、クリエイティブプロジェクトマネージャー(CPM)のポジションに空きが出たタイミングでアサインしていただきました。
『農園』はたくさんのイラストを扱うタイトルなので、チームデザイナーや外部クリエイターとのやり取りが多数あります。CPMとして方向性の改善や課題解決などにあたっていたところで、デザインチームのリーダーとしてクリエイティブディレクター(CD)にアサインされた、という流れです。
『農園』はたくさんのイラストを扱うタイトルなので、チームデザイナーや外部クリエイターとのやり取りが多数あります。CPMとして方向性の改善や課題解決などにあたっていたところで、デザインチームのリーダーとしてクリエイティブディレクター(CD)にアサインされた、という流れです。
Q3. CDからプロデューサーへの就任は、どのような成り行きだったのでしょうか。
ルールがあるわけではないのですが、事業責任を担っていることもあり、DGTのプロデューサーは企画部に所属することが多いです。デザイン部から企画部への異動は前例がなかったこともあり、プロデューサーを目指す考えは全く頭にありませんでした。
ところが、当時のプロデューサーが異動することが決まった際に、「自分のあとを引き継いで次のプロデューサーを任せるのは奥村かも」と冗談まじりに言ってくださったのをきっかけに、そういう道もあるのかと考えが変わりました。その当時はCDとして、プロデューサーが策定した方針でクリエイティブメンバーがどう動くべきかの構想を練り、チームビルディングをしていくことにとてもやりがいを感じていました。先程の前プロデューサーの言葉をきっかけに、それをチーム全体の規模でもチャレンジしてみたいと思い、「ぜひやらせてください!」と社長に直訴し、プロデューサー就任に至りました。
ところが、当時のプロデューサーが異動することが決まった際に、「自分のあとを引き継いで次のプロデューサーを任せるのは奥村かも」と冗談まじりに言ってくださったのをきっかけに、そういう道もあるのかと考えが変わりました。その当時はCDとして、プロデューサーが策定した方針でクリエイティブメンバーがどう動くべきかの構想を練り、チームビルディングをしていくことにとてもやりがいを感じていました。先程の前プロデューサーの言葉をきっかけに、それをチーム全体の規模でもチャレンジしてみたいと思い、「ぜひやらせてください!」と社長に直訴し、プロデューサー就任に至りました。
Q4. 就任後にいくつかの新しい取り組みを始めたと聞きました。それらについて教えてください。
まず、従来のコラボイベントのスキームを見直して、新しい形のコラボを試みました。最近では、コラボキャラクターで47都道府県のご当地ガチャ企画、猫YouTuberとのコラボで実写アイテムのリリース、コラボキャラクターの周年を記念して周年アートでのアイテム制作などで、特に大きな反響をいただきました。
『農園』のコラボイベントは毎回楽しみにしてくださっている方が多いので、コラボ先の選定とコラボキャラクターの魅力をそのままに、『農園』の中へどう落とし込むか考えることをとても大切にしています。私自身もアニメやキャラクターものが大好きなので、お客さまに喜んでいただけそうなものを念頭に常にチェックしています。それらをどうゲームに落とし込むかは、チームメンバーのアイデアが大きいですね。
また、ユーザーさんの金銭的負担を減らせるようリワード広告*を導入したり、『農園』内のキャラクターの魅力をもっと知っていただける場としてSNS運用を積極的に推進したりもしました
『農園』は、運営開始から14年が経過した息の長いタイトルです。リリース当初から遊んでくださっている方もいらっしゃいますし、お楽しみいただいている年齢層の幅も広いです。チーム全員が、1人でも多くの方に長く愛していただけるようなゲーム作りを心がけています。
『農園』のコラボイベントは毎回楽しみにしてくださっている方が多いので、コラボ先の選定とコラボキャラクターの魅力をそのままに、『農園』の中へどう落とし込むか考えることをとても大切にしています。私自身もアニメやキャラクターものが大好きなので、お客さまに喜んでいただけそうなものを念頭に常にチェックしています。それらをどうゲームに落とし込むかは、チームメンバーのアイデアが大きいですね。
また、ユーザーさんの金銭的負担を減らせるようリワード広告*を導入したり、『農園』内のキャラクターの魅力をもっと知っていただける場としてSNS運用を積極的に推進したりもしました
『農園』は、運営開始から14年が経過した息の長いタイトルです。リリース当初から遊んでくださっている方もいらっしゃいますし、お楽しみいただいている年齢層の幅も広いです。チーム全員が、1人でも多くの方に長く愛していただけるようなゲーム作りを心がけています。
*ユーザーの任意で視聴を決められる広告。視聴の対価として報酬を得られる。
Q5. 2023年度の社内表彰で受賞されましたが、どういった点が評価されたと感じていますか。
直接的には成績を残せたことだと思います。ただ、最初から順調にことが運んでいたわけではなく、プロデューサー就任直後から、土壌改良を始めて種を蒔き、去年からやっと収穫できるようになった、というイメージです。
前年度までにコツコツ準備してきたものをうまく活かせるようになったのが2023年度かな、と。人員はそのままでコラボ企画を含め、その他の施策などを効率良く実施できるようになった結果、成果につながったと感じています。チームメンバーが視線の先を揃えて主体的に動いてくれたおかげで、何事も首尾よく進めることができました。
前年度までにコツコツ準備してきたものをうまく活かせるようになったのが2023年度かな、と。人員はそのままでコラボ企画を含め、その他の施策などを効率良く実施できるようになった結果、成果につながったと感じています。チームメンバーが視線の先を揃えて主体的に動いてくれたおかげで、何事も首尾よく進めることができました。
Q6. DGTのどんなところに魅力を感じていますか。
まずはチャレンジさせてもらえる環境ですね。私自身がそうだったように、未経験でも手を挙げればそのポジションを任せてくれますし、サポート体制も整っています。積極的な姿勢を評価してくれているのも感じます。
入社後からずっと、ゲーム運営を軸に別の領域に広げていこうという会社の姿勢にワクワクさせてもらってますし、自分もワクワクをリードできるようになれると嬉しいですね。「ことに向かう」という考え方が会社全体に浸透していて、コンテンツに対しての想いやミッションでもある「ユーザー一人ひとりの日常にいろどりを」を真摯に考えている人が多いのも、DGTの魅力の1つだと思います。
入社後からずっと、ゲーム運営を軸に別の領域に広げていこうという会社の姿勢にワクワクさせてもらってますし、自分もワクワクをリードできるようになれると嬉しいですね。「ことに向かう」という考え方が会社全体に浸透していて、コンテンツに対しての想いやミッションでもある「ユーザー一人ひとりの日常にいろどりを」を真摯に考えている人が多いのも、DGTの魅力の1つだと思います。
Q7. キャリアチェンジを経た今、成し遂げたい目標や考えているキャリアプランを教えてください。
今年、DGTのビジョンに「事業の輪郭を変える」という内容が加わりました。それを『農園』で実現するのが当面の目標です。まずはこのタイトルで実現し、別のタイトルにも横展開できるようにしたいですね。また『農園』のIPを活用し、キャラクターを使った何かを残したいと考えています。グッズのようにユーザーさんの手元や心に留まるような…そんな取り組みが実現できると嬉しいです!
プロデューサー業に携わってからは、チームビルディングや経営などのビジネス面により興味を持つようになりました。現在は通信制の短大に入学し、経営やマネジメントについて学んでいます。DGTはフルリモートでの勤務が可能ですし、短大の講義もオンラインなので、フレックス制度を利用してなんとか両立しています。そこで学んだことを活かし、この先は経営面にも携われるといいな、と思っています。
プロデューサー業に携わってからは、チームビルディングや経営などのビジネス面により興味を持つようになりました。現在は通信制の短大に入学し、経営やマネジメントについて学んでいます。DGTはフルリモートでの勤務が可能ですし、短大の講義もオンラインなので、フレックス制度を利用してなんとか両立しています。そこで学んだことを活かし、この先は経営面にも携われるといいな、と思っています。